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平均寿命と食生活の関係

 

 

かつて「人生50年」といわれた日本人の平均寿命は

この100年以上をかけてぐんぐん延びてきました。

 

日本人の平均寿命は

最も古い調査 1891年~1898年で

 

女性が44・3歳、男性が42・8歳。

 

 

現在(2013年)は、

 

女性が86.6歳で世界第1位

(+42.3歳)

男性も80.2歳で世界第4位の長寿です。

(+37.4歳)

 

明治の人より現代人は

人生が約2倍に延びました。

 

 

ここまで平均寿命が延びた理由は

医療技術の発達はもちろんのこと、食生活が大きく変わったことがあげられます。

 

ご飯に味噌汁、漬け物だけで、腹八分目。それが戦前の一般的な日本の食卓でした。

 

最近ではステーキやハンバーグなどボリュームたっぷりの食事をお腹いっぱい食べてデザートにはケーキをパクパク。

脂肪の摂取量が2倍以上になっているのもうなずけます。

 

肉類や乳製品をたくさん食べるようになった私達は徐々に体力がつき

長生きできるようになったのです。

 

食事が洋風化して長寿になった私たちですが、それとともにかかる病気も変化してきました。

 

戦前の日本ではご飯を中心に炭水化物が多く、タンパク質が少ない食事でした。

しかも味噌汁や漬け物などで塩分をたくさんとっていたので

脳出血で倒れる人がおおかったのです。

また免疫力も弱かったために赤痢やコレラ、チフス、結核といった

細菌による病気も流行しました。

 

戦後になり、食事が洋風化すると私たちには体力がつき

細菌性の病気に打ち勝つようになりました。

ところが、脂肪が多い食事は栄養の摂りすぎにつながり

今度は今までにない病気が増えてしまったのです。

 

 

それが生活習慣病です。

 

 

最近では、そういったことが広く知れ渡ってきましたので

食生活も洋食に偏りすぎず和食の良さが見直されてきています。

 

海外では長生きできる食事として和食は特に有名になってきています。

 

 

昔からのいい伝統を積極的に取り入れることで

日本人の平均寿命はさらに延びて行くことでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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