ドロドロからサラサラヘ
<なんとかしたい動脈硬化>
身体のすみずみまで栄養や酸素を運んでくれる血液が通る道
「血管」は
長さが10万kmにもなる大切な器官です。
「動脈硬化」は、この血管の老化現象とも言えるもの。
血管は健康なときには柔軟性がありますが
年を取るにしたがって次第に弾力を失い硬くなっていきます。
さらに内側にコレステロールや中性脂肪などがたまって狭くなり
血液がスムーズに流れなくなってしまう ・・・
これが「動脈硬化」です。
「動脈硬化」が進行すると心臓や脳の動脈がつまって
血液が流れなくなったり(心筋梗塞や脳梗塞など)
血管がもろくなって破れたり
出血したり(台動脈瘤破裂や脳出血)
怖い病気を引き起してしまいます。
<サラサラ血液の決め手は食べ物にある>
血液の中にあるコレステロールには悪玉コレステロール(LDL)と
それを肝臓に運んでいく善玉コレステロール(HDL)があります。
中性脂肪は、善玉コレステロールをへらしてしまう悪役です。
動物性脂肪が多い高カロリーの食事は
悪玉コレステロールを血管の中にはびこらせます。
これが血液ドロドロ(高脂血症)につながり
血栓や高血圧、「動脈硬化」のもとになってしまうのです。
繊維の多い根菜類やキノコ類、海藻類、コンニャクなどは
コレステロールや中性脂肪をうまくコントロールしてくれるので毎日食卓に載せたいもの。
ビタミンCやビタミンE、大豆タンパクや青魚も意識的に。
また、タマネギなど血液をサラサラにしてくれる食品を積極的に摂ることで
「動脈硬化」を予防することができます。