谷口先生の少人数無料相談会を行いました!
先週、谷口祐司先生を広島からお呼びして
少人数無料相談会を開きました。
少人数としたのは・・・
セミナーでしたらお客様をたくさんお呼びすることも可能だったのですが
ひとりひとりのご相談内容に真摯に向き合うためには
かなり細かくお子様の状況について確認したうえでないと
具体的な解決策が導き出せないということから
先生からのご希望もあり、今回は2組限定にしました。
〈先生のお話の中で印象に残ったことを下記に記します〉
こどものすることには全て理由があって
本人にとって何らかのメリットがあるからやっている。
親から見るとやめてほしい行動(たとえば騒ぐこと等)で、こどもが得られる
メリットになること(周囲の人に注目される、親に構ってもらえる等)を
1つづつ除いて行けば
やがてその行動をしなくなるというものでした。
大人が気づいていないけれども、こどもにとってメリットになっていることがないか、
様々な角度から質問していたのが印象的でした。
また、ひとつひとつのメリットを除いてゆくには
地道な毎日の努力が必要で
近道はなく、とても手間がかかることをあらかじめ理解しなければならない、との
ことでした。
現在が悪い状況であれば
そこから抜け出すためのきっかけとして
何かごほうびをあげるということも
ためらうことなく、やってみるといいですよ!とのこと。
状況が改善してきたら
徐々にごほうびを減らしていくことがコツだそうです。
ごほうびは、ほめることでもいいし
遊びに付き合ってあげることでもいい。
もちろん、お菓子を与えることでもいい。
小分けにしてあげられるものが適しているため、
幼稚園ではよくマーブルチョコを使うと
おっしゃっていました。
先生が過去に携わった具体例として
「宇宙」が好きな小学校高学年のお子さんがいて
大声を出してしまうことが1時間に5回以下になったら
火星のジグソーパズルのピースをいくつかあげるという約束を
本人と相談して決めたということをお話いただきました。
そのこどもさんは、1時間に30回以上あった大声を出すことが、
初日から1時間に5回以下に減ったそうです!
やがて、自分にも出来るという自信が芽生え
パズルも欲しがらなくなったそうです。
また、なかなか人と目を合わせられないお子さんの例も
動画で見せていただきました。
そのこどもさんは自分が口に出した数字を復唱してもらう遊びが大好きです。
そこで、数字の復唱をすぐにせずにじっと待ち、
こちらを振り向き、目があったら復唱することを繰り返し、
目を合わせられるようになるための練習を楽しみながら行った
実例でした。
2組のご相談者さんは
次回もまた参加したいとおっしゃっていました。
短い時間ながら満足なさった様子でお帰りになりました。
今回は、先着順だったため参加出来なかった方
急だったため都合がつかなかった方
東京まで遠いので諦めた方もいらっしゃり
申し訳なく思っております。
今後の開催に関していくつか要望が寄せられましたし
僕自身もやって良かったなと心から思いましたので
またぜひこういった機会を作りたいと考えております。
谷口先生およびご参加者のみなさま
今回は、大変ありがとうございました!