勉強会
先週末に神奈川県横須賀市で
「スポーツ栄養士」の勉強会に参加してきました。
僕の場合は一般参加ですが
参加者のほとんどが「スポーツ栄養士」か それを目指している人 あるいは
栄養とスポーツパフォーマンスについて研究している大学の先生のようでした。
ロンドンオリンピックの時
銅メダルを取った女子バレーボールチームの栄養サポートの話や
女子中長距離チームの監督さんの話など
とても興味深く聞くことができました。
ロンドンでは1ヶ月間だけ劇場を借りて
選手&関係者用に臨時に作られた「マルチサポートハウス」があり
過去最多のメダル獲得の原動力になったようです。
そこには選手が食べ慣れている
東京の北区にある「味の素ナショナルトレーニングセンター」内にあるレストランの
おいしい日本食メニューをそのまま食べられるようになっていたり
疲労回復用の「酸素カプセル」を設置したり
リカバリー用のプールやメディカルケア設備、戦術分析ルーム、練習スペースなどもあったようです。
セミナーに参加して
チーム日本のサポート体制は全体として
かなりしっかりしていると感じました。。。。
これだけのサポートがあれば ・ ・ ・ ・ ・
筋肉バリバリの外国人選手に対しても
科学的な戦術分析と技術、そして最高の栄養サポートなどを通して
体格的なハンディも総合力ではかなり相殺されているのでは無いかと感じました。
日本らしく 選手以外の熱い心を持ったスタッフ・研究者の頑張りによるチームでの総合戦ですね。
それが過去最多の38個のメダル獲得につながっていると確信しました。
しかしオリンピックまでの準備期間については
経済的にゆとりのある競技は人員も多く配置して最高のサポートをされていたようですが
切り詰めてギリギリの人員でやっている競技もあったようですし
競技による格差がかなりあるようです。
また、そういった大舞台で活躍できる花形の「スポーツ栄養士」さんも
実際にはほんのひと握りだったようですし
多くは専門技能を生かした職場を見つけられず
管理栄養士として普通の仕事をしている人が多いように見受けられました。
それでも 新しい知識を得て
自分の力を存分に活かしたいという「スポーツ栄養士」さんや研究者の熱い情熱が
僕には終始ビンビン感じられました!
だって、あさ8時30分~からセミナーが始まって
昼食を食べながら聞けるランチョンセミナーもあったりして
しかも。。。大盛況なんですから。
ぼくもみなさんに習って
熱心に勉強してしまいましたヨ !!
情熱を持ってチーム力で勝負する日本人の能力とパワーは
すごいなぁ~と感じた勉強会でした!!
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投稿日時:2013年07月10日 / カテゴリー:ブログ
沖縄県の久高島
先日勉強会があって
久しぶりに沖縄まで行ってきました。
空港からモノレールに乗るのも始めてで
2両編成のモノレールはかわいらしかったです。
それから同行のみなさんと
久高島というところにも行きました。
高速船で15分
あっと言う間に着きます。
島に着いてレンタサイクルで一周したのですが
とってもきれいな蝶が多くて
いかにも自然が残っている島だなぁ~という印象でした。
ほんと何にもありませんが
なぜだか抜群に気分のいい島でした。
まるでいい温泉に2、3日泊まったようなリフレッシュ感!!
神の島として有名だそうですが
ほんとうに神様が住んでいるのかもしれない ・ ・ ・
それ程 強烈な印象を受けました。
いま風に言えばパワースポットですね。
いい島でした!
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投稿日時:2013年07月03日 / カテゴリー:ブログ
食事とサプリメントの考え方
よく受ける質問の中に
バランスの取れた食事をしっかり摂っているアスリートにサプリメントは必要か?
というものがあります。
僕自身の考え方は
競技で勝つためには「必要です」
とお答えしています。
誰でも食事は摂りますが
アスリートは普通の人とは全く次元が違う
「消費エネルギー」 「肉体疲労」 「ストレス」
の中で日々生活をなさっています。
とことん追い込んで身体を作っているアスリートは
精神・内臓・ホルモンバランス等
病人に近いレベルにある方も多いようです。
練習をすればするほど
競技をするのに理想的な身体に変われるかもしれませんが
身体が耐えられるのにもおのずと限界があります。
スポーツサプリメントは
限界まで追い込むアスリートが摂るべき栄養素を濃縮したものです。
代表的なものとして皆さんご存知の
身体を作る材料であるプロテイン・アミノ酸があり
これには筋肉の分解を防ぐ働きもあります。
また過剰な活性酸素によるダメージを予防するサプリメントもあれば
大事な栄養を運ぶ血液の流れを良くするもの
試合で集中力を高めるもの
身体全体の調子を整えるものなどもあります。
そして、怪我防止に役立つ栄養素もあれば ・ ・ ・
というように現在はさまざまなスポーツサプリメントがあります。
ただ、日本ではプロテイン・アミノ酸以外のスポーツサプリメントは
あまり知られていないし
活用もされていないと思います。
しかし、海外の選手は
こういったものの研究と摂取には大変熱心で
積極的に取り入れていると思います。
オリンピック等でメダルを獲得すれば一生の豊かな生活が保障されている国々では
何が何でもという心理が働くのも無理からぬことだと思います。
ただ行き過ぎてドーピングまで走ってしまうことは大きな問題ですし
僕も大反対の立場です。
海外の選手がサプリメントを研究して
積極的に活用しているにもかかわらず
日本人選手が旧態依然としていては
相手は武器を持って挑んできているのに
こちらは素手で立ち向かうようなもので
必然的に相手が有利な展開となってしまいます。
せめてイーブンな戦いをするためにも ・ ・ ・
サプリメントのもっと積極的な活用法の研究をしてもいいのではないかというのが
国内で真面目にサプリメントを作っているもののホンネです。
(国内のきちんとしたメーカーのサプリメントはドーピングにあたりません)
とことん努力を重ねている日本人選手を誇りに思います。
がんばれ! チーム日本!!
投稿日時:2013年06月24日 / カテゴリー:ブログ
脳が掛ける心のブレーキ
長距離を走る競技のとき、脳は完走を目指しながら無意識に速度を調整して走っています。
その証拠に
最後のスパートのとき
それまでどれだけ目一杯に走ってきたとしても
ゴールが近づいてきたとたん
さらにスピードを上げられるようになります。
これは初心者でも一流のアスリートでも同じのようです。
フィニッシュラインが視野に入ったとたん
脳がスピードアップを許可するのです。
そう考えると・・・
俺は(私は)まだまだ行けるはず!!
と信じ込むことさえできれば
脳のブレーキがはずれて
スピードアップが可能ということになりますね。
分野は違いますが
80歳でエベレストに登頂した三浦雄一郎さんは
目標を達成する意志力が1万6千人の調査で
ダントツに高く
ぶっちぎりの1位だったそう。
最初はたった500メートルの山でもしんどかった
メタボ状態の三浦雄一郎さんが
80歳でエベレスト登頂までやってのける意志のちから・・・
諦めるのか
絶対やってやる!
と考えるのか・・・
やはり最後は脳のちからが
勝敗を分けるという結論になりそうですね。
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投稿日時:2013年06月18日 / カテゴリー:ブログ
活性酸素
みなさん、「活性酸素」という言葉は聞いたことがありますか?
呼吸によって取り入れた酸素のうち
約 3~5%ぐらいが「活性酸素」に変化するといわれています。
「活性酸素」は、健康な細胞を酸化したり遺伝子にキズをつけたりします。
人体の約60兆個もある細胞は
血液によって栄養や酸素を取り入れたり老廃物を排出したりして生体機能を維持しています。
「活性酸素」が血液の中で発生すると
血中のコレステロールが酸化されて動脈の内側にある内膜に入り込み
動脈の内側がこぶ状になり動脈硬化と言われる状態にな ります。
動脈硬化が進むと、血液の通り道が細くなっ たり血管が硬くなったりして
血液が流れにくくなり、全身の細胞にしっかり栄養が行き渡らなくなります。
すると1つ1つの細胞に元気がなくなり老化という現象の一因になります。
動物界ではネズミやウサギなどの小型動物は寿命が短 く
ゾウなどの大型動物は寿命が長いのですが
これは小さい動物がちょこまかと動いて重量比で呼吸量が多く
大きな動物は動きもゆっ くりしていて重量比で呼吸量が少なく
呼吸により発生する「活性酸素」の量が寿命に大きく影響していると言われています。
しかし、生物界の頂点にいる人間は
身体は それほど大きくないにも関わらず
もともと「活性酸素」を除去する力がずば抜けて高く
長寿の動物です。
そして、人間界では女性の方が男性よりも世界中で平均7歳ぐらい長寿です。
日本人の場合、 男性が79.59歳 女性が86.36歳 ←女性の方が6.77歳長生き。
(厚生労働省平成22年都道府県別生命表より)
これは「活性酸素」を消去する力が高い女性ホルモンの 影響もあるのではないかと言われています。
それから、長寿の家系は「活性酸素」を消去する力がもともと高い遺伝子を持ち
代々それを受け継いでいる可能性があると言われています。
それから、栄養の影響も大きいと考えられます。
日本は現在、世界最高の長寿国と言われていますが
栄養状態の悪い江戸時代には、人生50年以下だったと言われています。
「活性酸素」を消去する力は20代をピークとして
加齢とともに年々低下してしまいます。
「活性酸素」を消去してくれる食べ物をたくさん摂ることで
年々衰える「活性酸素」消去力を補い
血管もイキイキと健康で長生きにつながると考えられます。
ちなみに、太陽光に含まれる紫外線によっても「活性酸素」が発生するのですが
植物は光合成をしなければならないので「活性酸素」の害から逃れることが出来ません。
植物は「活性酸素」を消去する力のある色素を身につけることで
「活性酸素」の害から自分を守っているのです。
緑や黄色、赤などの色は、「活性酸素」から身を守るために植物 が身につけたバリアなのです。
我々はこれらをたくさん食べることで
植物の色素 の力を利用して「活性酸素」の害から身を守ることが出来るのです。
アリストテレスは
「人間は血管から老いる」と言いました。
野菜や果物を多く取る事は大切です!
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投稿日時:2013年06月13日 / カテゴリー:ブログ